2015/02/19

KSP SSTO

2015/4/28追記: ver1.0の現在、この方法は使えなくなりました!

実は私、ここ一年くらいKSPでロケットを造っておりません。SSTOばかりなんです。

SSTOというのはSingle-Stage-To-Orbitの略語で、日本語だと単段式宇宙輸送機と言うらしいです。タンクを切り離しながら打ち上げる一般的なロケットと違い、打ち上げ時の機体そのまま何も切り離さず周回軌道に入れられる宇宙船の総称です。私は飛行機型のみですが、形状は関係ありません。

初期のSSTOです。ジェットエンジンを複数にすると、高高度でスピンする理由が分からず、単発ジェットで造っていました。簡単に周回軌道に入れることは出来ましたが、この頃はペイロードがKAS(MOD)の小箱程度しかなく、他の天体に行くこともできませんでした。派生モデルは相当造りましたが、どれも性能はあまり変わりませんでした。

複数ジェットのスピンの原因が判明したので、その対策をしつつ、大型化、輸送機化しました。胴体はYoutubeでみた動画を参考にし、空洞のカーゴスペースになっています。今までで一番大型のSSTOですが、こんな大きな荷物を運べない性能だし運ぶ予定も無いと言うひどいものでした。(今考えると飛ばし方が悪かっただけのようにも思えますが)

輸送機形状は保ちつつ小型化。SSではMunに5トン程度の荷物を降ろしています。が、帰還は不可能でした。このメインエンジンは、今もほぼこのままの構成で使っています。VTOL着陸タイプなど派生モデルも多く造りました。

初めてラボを機体に組み込んでみたタイプで、母船を簡易宇宙ステーションとし、天体には着陸船を下ろすことで探査します。上下ほぼ対称だった翼は下を小さくし不整地への着陸時に翼を破損しないような試みをしています。

3代目に4代目の要素を追加した機体ですね。ver0.25で新しいパーツが追加されたので組みなおしました。中翼一枚構成にし、ハリガネも少なめで見た目がスッキリ、運動性能も向上しています。満タンのオレンジ缶をKerbal周回軌道に入れることが出来、Mun、Minmas、Dunaに着陸をしています(片道)。基本的な運用方法は先代とほぼ同じです。

ver0.90の新パーツの追加とメインエンジンを最初からオレンジ缶の構成にし、燃料多めで組み上げました。カーゴスペースの床をフラットにし、さらに安全に着陸出来るようにしています。重くなり少々運動性能は落ちましたが、56t燃料タンク(Mk3 Rocket Fuel Fuselage Long)をKerbal1000km周回軌道に入れられ、また、小型のローバーを積みながらJoolの衛星Laytheに着陸(片道)できるようになりました。

私の飛ばし方

2015/4/28追記: ver1.0の現在、この方法は使えなくなりました!

と、機体の紹介をしましたが、SSTOは機体の造り方よりも飛ばし方のほうが重要なんじゃないかな…。

私はまず離陸したら55~60度くらいまで機首を上げ、高度15000mまでピッチ操作をしません。超重い荷物の場合はロケットエンジンも使いながら持ち上げていきます。この時間が長いのがSSTOの欠点かと思います。

15000mから機首を下げ速度を上げていきます。このときApの真後ろ(T=-5s)を飛ぶようにします。Kerbal Engineer Redux(MOD)を入れているなら、Flitght Engineerウインドウ→Orbital DisplayのTime to Apoapsisを5s程度に保つようにして高度30000m弱まで飛びます。この方法だと、この時点でかなりの速度が出ているはずです。

30000m到達前にスピン対策にRを押しておきRCSを起動、ピッチをじんわり上げ(30度程度)Time to Apoapsisを稼いで行きます。ふらつき出したら一度スロットルをじわ絞りして粘り、限界まできたら外側からジェットエンジンを切りつつ再びスロットルを上げます。ジェットエンジンにはキーボードショートカットを設定しておいてください。ロケットエンジンもTime to Apoapsis稼ぎのために適宜使います。このポイントが一番忙しいです。最後の(両側あわせて)二つは高度45000m~50000m頃まで使うことになります。機体の重量があるため簡単にスピンしないので大丈夫です。

最後のジェットエンジンをシャットダウンしたあとは大気圏外に出られる程度にロケットエンジンを噴射するだけです。

今はこんな感じで飛ばしていますね。

15000mが無理なら空力のバランスが悪いか、出力不足かもしれません。30000m前に息切れする場合はエアインテークを増やしてください。どちらもロケットエンジンを多めに使えばいける場合もあります。

それではよきSSTOライフを!