Kerbal Space Program(KSP)は、太陽系と似たKerbol系という架空の惑星系を自作の宇宙船で探査・開発するサンドボックスタイプのゲームです。また、まだ開発中の「早期アクセス」ゲームです。
ゲームモードは、最初からすべてのパーツがアンロックされており好きに遊べる「サンドボックスモード」、宇宙探査をすることで得られるサイエンスポイントを稼いでパーツをアンロックしていく「サイエンスモード」、サイエンスモードに加えやパーツのテスト、コストの概念、施設のアップグレード要素も追加された最も難度の高い「キャリアモード」があります。(2015年2月、ver0.90現在)
ゲームは物理演算をベースとしており、宇宙船の航法や設計などは現実的な手法をとらなければいけません。おかしな場所にロケットエンジンをつければ打ち上がりません。ロボットアニメのような動きは出来ない比較的マジメなゲームです。とは言え、航行はNavballやマニューバなど使いやすいUIがありますし、宇宙船の製作自体も積み木のようなものです。パーツに不具合が発生しないなど、ゲーム的な遊びやすさもあるので、勘所を押さえてしまえば、難易度は高くありません。
そんなマジメなゲームなので、自分の思い描いたとおりの打ち上げや探査が出来たときにはかなりの達成感があります。初めてのMun(月のような天体)への着陸は感動すら覚えました。逆に、打ち上げ途中でへし折れたり、打ちあがらずに土台から崩れたり、失敗しても派手に爆散するので笑えます。緑(宇宙飛行士)の表情も楽しいですね。
また、ロケット以外にも飛行機(スペースプレーン)、タイヤもあるので地表を走るローバーも作ることができます。現状、あまり意味はないような気がしますが、居住施設のパーツもあり宇宙ステーションや月面基地のようなものも製作可能です。実は私はスペースプレーン(SSTO)の製作にハマってしまい、ロケットを全然作っていなかったりします。
元々宇宙に興味はそれほど無かったですし、なぜこのゲームを買ったのか記憶が定かでないんですが、2014年、一番プレイしたゲームになりました(ネトゲ除く)。今では宇宙自体にも興味が湧き、色々と読んだり調べたりするようになってしまっています。
Steamにデモ版があります。見た目は少々古いバージョンです。制限は、パーツの数が少ないこと、天体がKerbal(地球のような)とMun(月のような)だけとなっています。このデモ版でMunに着陸するだけでも感動します。ぜひ試してみてください。
- kerbalspaceprogram.com - 公式サイト
- Kerbal Space Program - Steam(デモ版あり)